今回は、忘れないうちに(と言っても忘れられないとも思うけれど…苦笑)、ネントレについて書き記したいと思います。
私の娘は、いわゆる【寝るのが超絶下手な子】でした。
最初にやばいかもと思ったのが、母子同室だった退院前日の夜です。
私が入院していたクリニックは、体の回復を図ることを優先として、夜は赤ちゃんを預かってくれ、入院中の1日は一緒に寝てみましょうというスタンスでした。
なので、それまでは娘の夜の様子はわかりませんでした。
そして、初めて母子同室になった晩。
寝たと思ってベッドに置くと泣く→寝かせる→ベッドに置く→泣く→寝かせる→ベッドに置く→泣く…のエンドレスでした。
そんなことをしているうちに、私は一睡も出来ないまま朝を迎えました。もう退院前から半泣きでした。
娘は、光と音と振動…とにかくすべてにおいて敏感でした。
朝、昼、晩、夜中、毎回バランスボールで寝かしつけをしていました。
ベッドに置くと一瞬で起きるため、お昼寝はずっとバランスボールの上で横抱きしたままでした。
夜は毎晩背中スイッチと格闘していました。
真夜中に起き、夫婦交代でバランスボールをして2時間かけて寝かしつけ、ようやく寝たと思ったら2時間ほどで完全起床(まだ5時過ぎ)。
一晩で7回起きる日も多々ありました。
0歳の頃に行った沖縄でも、娘が寝なさ過ぎて、急遽ドン・キホーテでバランスボールを購入しました(笑)

↑相棒だったバランスボール(涙)
なにが辛いって、寝静まっている真夜中に起こされ、眠たすぎて意識朦朧としている中、必死にバランスボールで寝かしつけたのに、ちょっとでもベッドに置こうとするとギャン泣きでリセットされることでした。
成長するにしたがって、敏感さも増し、重さも増し、私自身心折れまくりな日々で、毎日夜がくるのが苦痛でたまりませんでした。
今でも鮮明に覚えている出来事があります。娘が5か月の頃です。
夫は仕事が多忙で夜中まで帰ってこれず、そんな中私自身が背中スイッチのスランプに陥っているタイミングでした。
なぜかわからないけど、とにかくベッドに置けない。寝た!と思ってベッドに置こうとするとギャン泣き。それが10回以上続きました。私自身限界を迎え「もう無理!!」と泣き叫び、娘もその声に驚き、さらにギャン泣きというカオスぶり。
夜中0時過ぎに、大泣きしながら母親に電話しました。
ただならぬ雰囲気を察したのか、母親はフェイスタイムに切り替えて、話を聞いてくれて私を落ち着かせてくれました。
その後何度かチャレンジして、ベッドに置くことができました。
その日は金曜日だったので、次の日の土曜日に遠方から母親が急遽来てくれました。
(後日母親とこの話をしたことがあるのですが、「このままだとやばいと思った。」と言っていました。)
睡眠不足は、眠たいだけではなく、精神に悪影響を及ぼすし、人格までも変えてしまいます。
そして、娘が8か月になり、いよいよ限界になってきたためネントレをすることにしました。
色々なネントレ方法があると思いますが、まずはバランスボールをやめて、添い寝トントンからすることにしました。
まず、寝っ転がらない。横にさせようとするとギャン泣きして寝返る。
また横にさせようとするとギャン泣きして寝返る。これの繰り返しでした。
2時間近くそれを繰り返した後、初めて自力で寝ました。心の底から感動したことを覚えています。
朝昼晩何日か頑張っていたのですが、日に日に、泣き叫びもひどく、寝付く時間が長くなり、横にさせることも大変になってきました。
そんな時、夫が「それなら一回ひとりで寝かせてみれば?」と提案してきました。
確かにどっちにしろ泣き叫ぶのなら…と思い、起きている状態で娘をベビーベッドに置き、退室する方法に変更しました。
最初は、もちろん泣き叫んでいたので非常に心苦しかったのですが、自力で寝られない方が可哀想、私自身も前のねかしつけには戻りたくないと思っていたので、ネントレを継続しました。
そして、娘もだんだんと慣れていき、ひとりで寝れるようになりました。
娘自身、音や振動に敏感だったため、添い寝をすることでお互いの寝返りで起こしてしまったり、隣に人がいることで気になって寝れないようでした。
私自身も、出産してから音などに敏感になってしまい、娘が隣にいると気になって全然寝れませんでした。
本やネットに載っているので、ネントレの詳細は割愛しますが、娘にはこの方法が合っていたようでした。
一度風邪をひいてしまった時(2歳前)、寝室から出ていこうとすると泣くことがあったので、添い寝して寝かしつけることが1か月ほど続きました。
本人が望んでるなら添い寝でもいいかな…と思っていたのですが、やはり人がいると気になるようで、寝付くまでに時間がかかるようになってきました。
寝るまでに1時間半近くかかり、朝起きる時間は変わらない。明らかに寝不足な日々になっていました。
もう一度ひとりで寝かせてみて、もし泣き方がひどかったら、添い寝に完全移行しようと思いました。
初日は少し泣きましたが、幸いすぐに慣れて、また一人で寝れるようになりました。
いつまでひとりで寝られるかは分かりませんが、娘が成長して、もし一緒に寝てほしいと言われたら、本人の望み通りにしようと思います。
ネントレに対する価値観は人それぞれだと思いますが、私はネントレをして本当に良かったと思っています。
ネントレするかしないか悩んでいる方のご参考になれば幸いです。


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