こんにちは!
先週の火曜日から、娘の体調がすこぶる悪く、熱が上がったり下がったりしてなかなかハードな毎日を過ごしています。(大体夜中に39℃近くまで上がり、解熱剤を飲ませ、日中は37℃台に下がるのを繰り返しています。)
2回病院に行き血液検査をしましたが、細菌性ではないとのことで風邪が長引いているようです。今年はこういう風邪が流行っているのでしょうか。病院の先生に、あとは自分の免疫で治るのを待つしかないと言われているのでなんとか頑張ってほしいです。
そんなこんなでバタバタしながらも、娘のお世話を夫にお願いして、ずーーーーっと楽しみにしていた角野さんのコンサートに行ってきました!@サントリーホール

(話はずれますが、イベント前に子どもの体調が悪くなるのって、ほんとあるあるですよね…。前回レディーガガ様のライブに行ったときも、前日から娘が高熱を出し、行けるか行けないかヒヤヒヤしていました。その時も結局夫に看病してもらいました。今回は実家の帰省を兼ねて夫がハーフマラソンに出る予定でしたが、こちらはキャンセルしました…。)

↑こちらのブログで熱く紹介して以来、密かに(?)推し活を進めており、何度かコンサートに足を運びました。
年々人気が急加速しており、コンサートのチケットも入手困難になってきたため、ついに有料ファンクラブに入り、日本ツアーのチケットをゲットしました!!!!!それでもS席はとれず、なんとかA席。金曜日の平日なのにS席取れないなんて、どれだけ人気なんよ。
ちなみに追加公演で販売された水曜日も抽選で申し込みましたが、見事に外れました。
今回も熱く語って良いでしょうか。笑
興味のある方は最後までお付き合いしていただけると嬉しいです。
事前にApple Musicで『Human Universe』を聴きまくり、予習ばっちりの状態で行きました。
コンサートの感想の前に、少しだけアルバム『Human Universe』について。
このアルバムを聴き始めて、無性にインターステラーが観たくなり、コンサート前に映画を鑑賞しました。
映画を観ている途中で、「ん?この曲聴いたことある。」と思ったら、このアルバムに収録されていました。
いつも曲の題名を見ずに聴いていたので、インターステラーのサントラが入っているとは全く気づかず。
それくらい宇宙を彷彿させる壮大な音楽が多数収録されています。
(インターステラーは、親子愛を深く感じさせられる素晴らしい映画なのでそのことについても語りたいのですが、長くなるので割愛します。笑)
その中でも、私の一番のお気に入り曲は、角野さんのオリジナル作品『Three Nocturnes』の中の『Ⅱ:After Dawn』。
初めてこの曲を聴いたときは、なぜか涙が溢れてきて自分でもビックリしました。

(↑3つのノクターンの楽譜も発売されます。欲しかったけど弾ける気がしないので、一旦保留にしています。)
今回のツアーのパンフレット。名前のとおり、今回のツアーは宇宙がテーマとなっていました。
ご本人曰く、時間と空間の途方もない「広さ」を音楽で表現したい、というのが今回のコンセプトのようです。


↑プログラム内容は、3曲ずつ副題で括られており、曲順はその日ごとにランダムに決めていき、曲間には即興を織り交ぜながら進行していくという角野ワールド全開な内容でした。

いつもながら前置きが長くなりましたが、コンサートの感想を。
角野さんの凄さは本当に色々とありますが、まず楽器を何台も巧みに操って演奏される点が凄さのひとつとして挙げられると思います。
今回のコンサートでは、アップライトピアノとグランドピアノとシンセサイザーの3台を使って演奏されていました。
曲や場面ごとに、最適な音色や表現ができる楽器を使い分けて弾く様子や、アップライトピアノの弦を打楽器のように使って弾く様子は、見てて只々圧巻でした。
1人で弾いているとは思えないような重厚感のある音色。ピアノなのにピアノじゃないような音色。
今回は舞台裏側の席だったため、指の動きなどが見えなかったのはすごく残念ですが、ものすごい指の動きをしてるんだろうなーと想像しながら聴いていました。
そして、前のブログでも書きましたが、弱音の美しさ、高音の美しさ。
一音一音に魂を込めて弾いているかのようで、すべての音がキラキラと輝きながら、空から舞い降りてくるような感覚でした。
また、目をつぶって聴いていると、フワフワと無重力の中で心地よい音に全身が包まれている感覚を覚えました。まさに宇宙ですね(笑)
激しい曲の時でさえ、すべての音がクリアに聴こえており、表現力の凄さに息を呑みました。
この中でも感動したのが、前述した映画インターステラーの「Day One」と「II:After Dawn」。
「Day One」は、弾き始めた瞬間から、一瞬でインターステラーの映像が鮮明に甦りました。
角野さんのピアノを聴いていると、インターステラーの感動的なシーンが次々と思い出され、感動が倍増して鳥肌が立ちました(笑)原曲を大事にしながらアレンジを加えているからこそ、原曲の良さと角野さんの編曲の良さが掛け算されて、より素晴らしい曲になっていたのだと思います。
たまたまだけど、コンサート前に映画を観ておいて良かったと心から思いました。
そして、初回涙を流しながら聴いた「II:After Dawn」。
生で聴いて泣かないわけないですよね(笑)終始涙しながら聴いてしまいました。
最近心が弱っており、感傷的になって泣いてしまったのかもしれませんが。
ありきたりな言葉ですが、「明けない夜はない」と励ましてくれているように感じるんですよね、この曲。(私の勝手な解釈)
最初は切ない感じから始まり、中盤にかけて転調し(多分)、終盤は自然の壮大さを感じるような展開になっており、非常に心が揺さぶられます。
コンサートに向かう行きの電車で、ふと自分のお葬式の時にもかけてほしいなと思ったくらい心に響いた曲です。
テーマが宇宙ということで、終始宇宙の壮大さを感じたコンサートでしたが、どういう曲の展開が宇宙を感じさせるのか不思議に思いました。宇宙を感じさせるようなコード進行とかあるのかなと。
以前CLASSIC TVでスキマスイッチが出演されていた時に、「セブンスという不安定なコードを一瞬挟むことで、聞き手の心を掴むことができ、エモーショナルな展開になる。それを泣きのコードと呼んでいる。」と紹介されていました。
私自身ピアノは習っていたものの、技術面などはよく分からないので、この話を聞いて「泣きのコードがあるとは!!泣かされていたのか!!笑」と驚きました。
角野さんは芸術的かつ理論的な方なので、感覚だけでなく理論的にも色々と考えて作曲されているのかなと。どうやって作曲しているのか、頭の中を覗いてみたいです。
長々と書いてしまいましたが、とにかく感動に満ち溢れた最高の2時間でした。
最初はなかなかチケットが当たらず凹みまくっていたけれど、諦めずに課金してコンサートに行けて本当に良かったです!!


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